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クラウドストレージを使わずに会社のファイルを社外から利用する方法

クラウドストレージを使わずに会社のファイルを社外から利用する方法

ネット環境さえあれば利用できるクラウドストレージは様々なデバイスで利用することができ、便利で利用している方も多いかと思います。

ただ、無料のクラウドストレージサービスはビジネスでの利用はお勧めしません。

今回は無料のクラウドストレージをお勧めしない理由や、クラウドストレージを利用しないで、会社のファイルを利用する方法をご紹介します。

コンテンツの目次
  1. ビジネスで無料クラウドストレージをお勧めしない理由
  2. IPAがクラウドストレージの脆弱性対策を呼びかけている
  3. そもそもクラウドストレージを使う理由は?
  4. クラウドストレージを利用せず、会社のファイルを利用するには?
  5. リモートアクセス専用サービスV-Warpのメリットは?


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ビジネスで無料クラウドストレージをお勧めしない理由

無料で利用できるクラウドストレージは法人向けのセキュリティ機能がなく、ユーザーアカウントの管理もそれぞれのユーザーに委ねられ、一元的に管理ができません。

また、データの漏洩や、消失が起こった場合の補償に関して、無料のクラウドストレージの規約はサービス提供者を守るような条件になっていることが多く、結局ほとんど、または何も補償されないというケースが多いのが現状です。

このような理由から、無料のクラウドストレージはビジネスでの利用はお勧めしません。

ビジネスで無料クラウドストレージをお勧めしない理由

IPAがクラウドストレージの脆弱性対策を呼びかけている

10月19日にIPA(独立行政法人情報処理推進機構)が重要なセキュリティ情報として「クラウドストレージの脆弱性」を発表しましました。

以下、一部抜粋しますが、IPAでも適切に運用されていないクラウドストレージが多く存在していると認識しているようです。

“インターネットに接続されたクラウドストレージの脆弱性を悪用した攻撃が継続しております。特に、国家を背景としたAPT攻撃などに関わる事案も確認されており、組織間のデータ授受をメール以外で行うことも多い昨今では、特に注意が必要です。

重要な脆弱性情報についてはIPAでも継続的に注意喚起を行っておりますが、クラウドストレージが広く利活用されるなか、未だ適切な対応がなされていない運用組織が多く存在していることを懸念しています。“

(出典:独立行政法人情報処理推進機構 「クラウドストレージの脆弱性」)


こういった状況もあり、やはり無料のクラウドストレージを利用することはお勧めしません。

そもそもクラウドストレージを使う理由は?

ここで一旦立ち返って考えてみましょう。そもそも何故クラウドストレージを使うのでしょうか?

そもそもクラウドストレージを使う理由は?

クラウドストレージの使い方として、主に次の2つがあります。

1)会社で使っているファイルをアップロードし、外出先から利用する
2)会社のファイルを置き場として利用(結果、社外からでもアクセスできる)

他にも人とファイルを共有したいからというのもあるかもしれませんが、これはクラウドストレージの機能の一つであって、それを目的にクラウドストレージを使わないと考えられるので、割愛します。


1)のケースでよくある利用シーンを想像すると、次のようなりますでしょうか。

「明日から2泊3日の出張だ。出張先から利用しそうなファイルを予めいつも使っているクラウドストレージへアップロードしておこう。」

会社から持ち出すPCに予めファイルを保存する方法もありますが、普段からクラウドストレージを利用している人であれば、クラウドストレージにアップロードすることも多いと思います。

出張だけでなく、客先訪問時や、在宅勤務時においても、同じような使われ方がされるかと思います。
(でも必要なファイルをアップロードし忘れていた、、、なんてことないですか?)


2)のケースはもともと会社のファイル置き場として利用しているというものですが、この場合は無料ではなくセキュリティ面でも安心な法人向けのサービスを利用していると思います。


ですが、先のIPAの発表もそうですが、十分に安心でき、実績があるストレージサービスを選定し、利用する必要があります。

クラウドストレージを利用せず、会社のファイルを利用するには?

ここで更に立ち返ってみましょう。そもそもクラウドストレージを利用せずに、会社のファイルを利用する方法はないのでしょうか?


クラウドストレージの代替はVPNを利用して会社のネットワークにリモートアクセスする方法です。

ですが、次の記事で書いたようにリモートアクセス用途ではVPNはお勧めしません。


VPNはリモートアクセスにお勧めしない!?その理由と仕組みを解説

上の記事でもあるように、リモートアクセスにはリモートアクセス専用のサービスをお勧めします。

V-Warpはリモートアクセスサービスの中でもお勧めで、会社のファイルを閲覧、編集できることはもちろん、他にも様々なメリットがあります。


クラウドストレージを利用せず、会社のファイルを利用するには?

リモートアクセス専用サービスV-Warpのメリットは?

V-Warpでは専用のUSBをPCへ挿入するだけで、会社にあるPCへアクセスし、様々な業務を行うことができます。


リモートアクセス専用サービスV-Warpのメリットは?

クラウドストレージと比較すると、次のようなメリットがあります。


メリット1:ファイルを持ち出す必要がない

会社のPCへアクセスし、アクセスした先のPCでファイルを閲覧、編集できるので、ファイルを持ち出す必要がありません。

IPAが警鐘しているようなクラウドストレージサービスにファイルをアップロードする必要がありあせん。会社のファイルを詰め込んだPCを紛失してしまうこともありません。


メリット2:会社のデータの持ち出しができない

V-Warpファイルの持ち出し、画面のスクリーンショット、コピー&ペーストなど会社のデータを漏洩させることができません(設定により、人単位でスクリーンショット、コピー&ペーストなど個々に許可することもできます)。

クラウドストレージの運用では、ファイルは基本的に持ち出すことができますので、企業のセキュリティポリシーによっては利用を許可できない場合もあります。


メリット3:会社のPCを持ち出す必要がない

ファイルの持ち出しが禁止されているV-Warpは、自宅のPCから会社のPCへアクセスすることも可能です。

VPNと違い、マルウエアがネットワークを介して感染することがありませんので、自宅PCを利用して在宅勤務することも問題ありません。

もちろん、自宅のPCやネットワークを利用して業務を行うので、その分の費用や手当は会社が支払う必要がありますが、個々の従業員に対してPCを貸与するより、会社としては費用を抑えることができます。

また、個人としても重たいPCを持ち歩く必要がなく、USB一本でテレワークが出来るので便利です。


以上、クラウドストレージを使わずに会社のファイルを社外から利用する方法でした。


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日付: 2023/11/17
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