昨年の新型コロナウイルスの急拡大を受けて、多くの企業が自宅などで業務を行うテレワークを導入しました。テレワークを行うためには、会社のパソコンを持ち帰ったり自宅のPCを使って資料作成を行う方法や社内のパソコンなどを遠隔操作して業務を行うリモートアクセスなどの方法があります。
本記事ではリモートアクセスに注目してご紹介いたします。
手元にあるパソコンから遠隔地にあるパソコンへアクセスすることをリモートアクセスと呼びます。企業が行うテレワークでは自宅や外出先などの社外にあるパソコンから社内にあるパソコンへ遠隔でアクセスすることになります。
リモートアクセスを利用することで自宅などの社外でも社内と同じ環境で業務ができるので業務効率を下げることなくテレワークを導入することが可能です。
従来の会社で使用しているパソコンを持ち帰って作業を行う方法と比較してリモートアクセスを使ったテレワークは以下のメリットがあります。
会社で使用しているパソコンを持ち帰ってテレワークを行う場合、持ち運び中の様々なリスクが発生します。例えば、接触によって故障するリスクや盗難リスクがあります。また、デスクトップ型の場合、そもそも持ち運びできないという場合もあります。
一方、自宅のパソコンからリモートアクセスを行う場合は社内のパソコンを持ち運ぶ必要がないため、上記のリスクを回避できます。
会社で使用しているパソコンを持ち帰っても社内で行っている業務が全て行える訳ではありません。例えば、社内で使用している共有フォルダは社外では開くことができません。また、経理ソフトや会計ソフト、社内のサーバーで運用しているようなシステムなどは使用できないため、様々な業務の制約があります。その為、業務の効率が下がってしまいます。
一方、リモートアクセスの場合は社内のパソコンを操作して業務を行うことができます。上記で挙げた社内のみに使用が限定されていたソフトなども使用して業務を行うことができる為、業務の効率を落とすことなくテレワークが可能になります。
社内で使用しているパソコンを持ち帰ることで情報漏洩のリスクがあります。実際に起きた例で電車に乗った際、業務用のノートパソコンが入ったカバンを網棚に置き、うたた寝をしているときにカバンを持ち去られてしった例があります。また、故意に情報をコピーし他の端末へ保存することもできるので情報漏洩のリスクがあります。
一方、リモートアクセスの場合は物理的にパソコンを持ち運ばないので移動中の情報漏洩リスクがありません。また、情報のコピーが禁止されているサービスもあり、故意の情報漏洩も防止できます。
従来、リモートアクセスを行う方法としてVPNを構築する方法が取られていました。VPNとはVirtual Private Networkの略でインターネット上に仮想の専用線を構築して通信を行う方法です。送受信されるデータは外部にデータが流出しないように保護や外部の影響を受けないように仮想通路を通ることで情報漏洩から守っています。
しかし、導入する際はVPN対応ルーターやハードウェアの設置・管理者に高度なネットワーク知識が必要など導入のハードルが決して低いものではありませんでした。
こうした問題を解決したサービスがリモートアクセス「V-Warp（ブイワープ）」です。
V-Warpは自宅などにあるパソコンに専用USBを挿すだけで、会社内のPC画面を転送して操作することができるリモートアクセスサービスです。VPNと違い、事務所に機器の設置や高度なネットワーク知識は不要です。簡単に社外でもオフィスと変わらない業務を行う環境を構築できるサービスです。
会社のパソコンからアクセス元のパソコンへデータの転送が禁止されているので情報漏えいの防止効果がありながら簡単にリモートアクセス環境を実現できる他、１アカウントから利用することができるのでスモールスタートが可能です。
テレワークの難しい業界の企業でもテレワークのできる部署、例えば経理担当のみテレワークを実施したり、部分的な導入ができます。初期費用も0円なので緊急事態宣言の前後のみなど感染者が多い時期のみ使用するといった柔軟な運用が可能です。
新型コロナウイルスの感染が広がり続けている今、リモートアクセスを導入して安全なテレワークを実施してみてはいかがでしょうか？
